50年の感謝を込めて「ありがとうございました」

昨年末に築50年のお宅を解体させて頂きました。50年前に、弊社会長がおのじま建築を始めたばかりの頃に建てさせて頂いたお宅です。

築50年のO様邸

家主のO様は、ご高齢の為、娘さんの家の近くへ引っ越すことになり、この土地を離れることになった為、住み慣れた家を解体することになったのです。

そのお宅は50年前にしてはめずらしく、1階に暖炉や応接室がありとてもハイカラなお宅でした。玄関や台所は明るく、とても広々していました。二階の和室は二間続きで16畳もあり、親戚が大勢集まっても問題なく泊まれる広さでした。その部屋以外にも、和室が2部屋あり、子供部屋として使われていたようです。50年の間には、水廻りのリフォームや、豪雪地の為の融雪の装置なども付いていました。内部はある程度片付いていましたが、屋根裏に沢山の荷物が残されており、その荷物や残りの生活残物を全て処分してから重機による解体になりました。内部の片付けには約1週間程要しました。ちなみに、生活残物が多く残っていると解体費用はそれだけ高くなります。(いかに内部に物がないかで解体費用はかなり違います。なるべくご自分で少しづつ処分されることをお勧め致します。)

2階の16畳和室

1階の応接室

その後、重機による解体となりました。豪雪地で11月に入ってからの作業だったので、雪が降らないか毎日天気予報を確認して冷や冷やしていました。しかし、お陰様で重機解体の後半まで雪が降ることはなく、幸いにもその後雪模様となりましたが、影響はほとんどありませんでした。

外部解体中

O様は既に引っ越されいたので、工事の進捗や確認事項をその都度、動画や写真を送って確認・報告しながら進めました。O様も、状況がよくわかってとても安心だとおっしゃって下さいました。こちらにとってはささいなことでも、家主さんにとってはとても大切なことも多いと思います。長年暮らした大切な家の解体です。きっと沢山の思い出があるでしょう。そんなお気持ちに少しでも寄り添った形でお付き合いさせて頂きたいと思っています。

因みに、解体が無事に終わると、登記や届けなども必要になります。弊社で必要な部分は勿論お手続きさせて頂きます。家主さんにお願いしなければならないことは、きちんとお伝えさせて頂きます。解体前の近隣のご挨拶や見積りもそうですが、最後まで弊社に頼んでよかったと思ってもらえる様に努めたいと思っています。

解体後

O様、50年という長きに渡り、おのじま建設をご愛顧頂きありがとうございました。新築から、解体する最後の時まで一生をお任せ頂きましたこと、本当に感謝致しております。O様のこれからの人生が益々幸多きことをお祈り致しております。

 

 

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